次の計算をしましょう。
今回の主人公は分配法則です。
これによってどのように計算が楽になるのでしょうか?
解答
今回は、分配法則を復習しよう!
今回も前回までと同様に、計算法則によって計算が
どのように楽になるのかを見てみましょう。
まずは、今回の主役の分配法則についての復習です。
分配法則
ある数a、b、cにおいて
a×b+a×c=a(b+c)
が成り立つ。
今回も、この式を噛み砕いてみると、
「2つの項(ここでは、a×bとa×cのこと)に同じ数aがかかっているときは、
aを前に追いやって残りのbとcをたし算することが出来る」
という感じになります。
分配法則を実際に使ってみよう!
それでは、この問題に分配法則を使ってみましょう。
まず、今回は「773×43+227×43」という式の中には、
773×43と227×43という2つの項があります。
さらに、この2つの項には、
「43」という同じ数がかかっている
ということに注目してください。
なので、この式に分配法則を使うことが出来ます!
773×43+227×43=(773+227)×43
このようになりました。
この計算はとても簡単!
何となく分配法則を使って(773+227)×43というように式を
変形してみましたが、実はこれ、すごく簡単に計算が済みます。
それでは、どう簡単に済むのかを実際に見てみましょう!
まず、()内の「773+227」を計算すると、
773+227=1000
なんと、ちょうど1000になってくれました!
このおかげで、残りの計算は楽に済みます。やってみましょう。
(773+227)×43=1000×43
=43000
よって、この問題の答えが分かりました。
分配法則も結合法則や交換法則と同じように、計算を楽にしてくれる
道具なのです。
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