昇進、転職、就職、人生の変わり目に「数学のテスト」が用いられることが多くなってきました。
「数学からは逃げて生きてきたかったのに…」と思っても、避けては通れぬ道であるならば、しっかり勉強して、いっそのこと、「数学が苦手」という意識からも解放されましょう!
大人塾には「算数・数学が苦手…」という方がたくさん通っていらっしゃいます。
今回は受講生の皆様に話している「勉強方法のアドバイス」を掲載します。
対象:数学が得意ではない、苦手意識がある方
※苦手意識のない方・得意な方とは勉強方法が異なります。
これから勉強を始める方に
勉強は、いわば長距離マラソンのようなものです。
運動をしていない方が最初からプロのような走りをしてしまうと、すぐに体が痛めつけられてしまいます。
苦手な方は最初から難しい問題に挑戦せず、自分の体に合わせた学習が必要になります。
×やってはいけないこと
・「やり直し数学」系の本はテスト対策にはあまり意味を成しません。やるなら小学生の計算ドリルです。
・最初から難しい問題を解いてはいけません。
苦手な方は、最短距離で試験問題まで到達しようとするため、難しい問題から解きがちです。
しかし、難しい問題は、解説も難しく、その問題を理解するのに数時間かかってしまったり、その問題が解けても少しひねった問題があると解けなくなるという場合には、理解が足りていません。
まずは簡単な問題を解いて徐々に難しくしていく必要があります。
・分厚い本を解いてはいけなません
大体飽きます。最初は薄い本で1冊終わる達成感を目指しましょう。
勉強の仕方
まずは計算をしっかりできるようにしましょう。
計算に自信がない方は、小学校のドリルがお薦めです。値段もお手頃なので、何度も新しく買い替えるつもりでガツガツ解いてください。
計算の解説はここをクリックして無料でご覧いただけます。(別ウィンドウが開きます)
これからはじめてSPI等試験対策の参考書を手にする方に
最初はなるべく難易度の低い、問題がたくさんあるものを選びます。
売れているからといっていい参考書とは限りません。
売れている本の中には「できる人用」のものもありまし、相性もあります。
本屋さんで参考書の中身を見た時に、「集合」の分野の解説がすぐに理解できるものを購入するといいと思います。
※ここで難しそうであれば大人塾の受講をお勧めします!
→お問い合わせはこちらから
その他勉強の心得
計算
計算ドリルは必ず毎日10分やるようにしましょう。
計算はすぐにできるようになるものではないので、毎日やることが重要です。
上記ドリルを3回は解くと思ってください。
同じ問題を繰り返し解く
「答えを覚えたからほかの問題が解きたい」などと、1冊やってすぐに次の問題集に移る方がいらっしゃいますが、1冊の問題集を答えを覚えるのではなく、解き方を瞬間的に書けるようになるまで、何度も繰り返しやってください。
とにかく多く問題を解く
その分野をある程度理解したら、今度は類題を解きまくりましょう。
問題文を読んだ瞬間に反射的に解法が頭に浮かびあがるようにします。
大人塾ではたくさんの類題を用意しておりますが、大人塾に通えない方はご自分で問題を作りましょう。
自分で問題を作ることは力になりますよ。
勉強時間
勉強時間は、最初のうちは1日1時間から始めましょう。最初から長時間やってしまうと途中で飽きが来ます。
ただし、試験までの期間が短い方はその限りではありません。
長時間勉強したからといって全てが頭に入るものではありません。
試験までに期間の余裕がある方は必ず毎日1時間勉強をしましょう。
試験日程が近い等など時間的な余裕がない方は2時間勉強して1時間休む、ということを続けましょう。
解らない問題に当たったら
一旦おいて、他の分野を解いてみましょう。
割合や損益(お金の計算)、分割払いなどは比較的数学が苦手な方には難しく感じる分野です。
分数が苦手な方は分数の問題をなるべく後回しにし、まずは基礎力・文章を読む力をつけていきましょう。
よく眠る
眠ることで頭がすっきりしますし、学習内容が定着するので、徹夜はしてはいけません。
ノートをとる
裏紙に問題を解いてはいけません。後日の見直しが難しくなりますし、ノートのように溜まりませんので頑張った形跡も残りません。また、なんとなく解答をぞんざいに扱いがちになります。
間違ったところも確認できなくなり、成績の伸びが悪くなります。
消しゴムをなるべく使わない
消しゴムを使うと、自分の考えた形跡が消えてしまいます。
どこが間違ったかを認識するのは成績UPにつながります。
後で見直して間違ったところは赤で四角をつけるなど、自分の間違いの傾向を知るためにも
消しゴムを使わないようにしましょう。
最後に
数学は、基礎からやれば必ずできるようになります。
大人塾は「数学が苦手で…」という方も、大歓迎です。
数学が楽しくなるよう、一緒に勉強していきませんか?
テスト対策が不安な方も是非まずはお問い合わせください。
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