公務員試験でSPIのような適性検査を受けてと言われたら
公務員試験で適性検査を受けると聞いた場合、多くの人はSPIを思い浮かべるかもしれません。しかし、実際に使用される適性検査はSCOAである可能性が高いです。
自治体によっては、「1次試験はSPIです」と案内しているにもかかわらず、SCOAを受検するパターンもあります。
SPIとSCOAは、同じ「適性検査」と呼ばれているため、同じようなものだと思われることが多いですが、出題範囲が全く異なります。
しっかりと区別して対策を立てることが重要です。
SCOAとSPIの見分け方
テストセンターの受験会場のURLをチェックします。
SPIの場合は、受験会場のURLはauroraです。
cbt-s.com の場合はSCOAです。
パソコン教室などが会場の一覧に含まれているときは、SCOAです。
SCOAとSPIの違い
SCOAとSPIには以下のような違いがあります。ここでは、数理(SPIでは、非言語と呼びます)と論理に絞って解説をしていきます。
出題範囲:
- SCOA(数理):高校レベルの計算問題や短い文章の文章問題が出題される
- SCOA(論理):短い文章の推論や図形の問題が出題される(SCOAの勉強方法はこちらから)
- SPI:中学レベルの文章題や推論がセット問題として出題される
解答時間:
- SCOA:1問あたり30秒と非常に短い
- SPI:1問あたり1分程度で解く
難易度:
- SCOA:幅広い知識と素早い判断力が求められる
- SPI:基礎的な学力と論理的思考力が中心
SCOAの対策方法は?
時間管理の練習:30秒で1問解く練習を繰り返し行いましょう。そして、多くの問題を解くことが大切です。
弱点分野の克服:苦手分野を特定し、重点的に学習しましょう。試験が近い場合は、苦手分野を捨てて、確実に点数に結び付く問題を素早く解けるようにしましょう。
SCOAは時間配分を気を付ける
SCOAの問題集をやっていて、1問30秒では解けない~!時間が足りない!ということがありませんか?
1問にかけられる時間が足りないと感じる人は、以下のような解き方をしている可能性があります:
- 難しい問題に時間をかけすぎる
1問に30秒以上かけていると、他の問題に手が回らなくなります。解けない問題はすぐに捨てる勇気が大切です。
- 見直しの時間を作ろうとする
全問解答することを優先すべきで、見直しにこだわりすぎると時間が足りなくなります。
- 長文問題を全て読もうとする
設問を先に確認し、必要な情報だけをピックアップする技術が必要です。
- 選択肢を全て検討する
明らかに違う選択肢を素早く消去し、残った選択肢から判断すると時間短縮になります。
- 頭の中で解こうとする
暗算や概算に気を取られすぎて、実際の計算速度が遅くなることがあります。書くスピードをあげる訓練をして、頭の中で計算するのを止めましょう。
これらの解き方をしている場合、時間管理の見直しが必要です。効率的な解答テクニックを身につけ、制限時間内に最大限の問題を解けるよう練習しましょう。
SCOAは非常にスピードが求められる試験です。日頃から時間を意識した学習を心がけ、幅広い知識と素早い判断力を養うことが高得点への近道となります。
おまけ:テストセンターに行くときの服装
服装は自由です。スーツでいく必要はありません。
大人塾のSCOA対策
大人塾のSCOA対策(数理、論理)のEラーニングは、1000問以上を用意。
基礎から実際の問題のレベルまでしっかり練習できます。
方程式、立式、推論、割合、損益、速度、N進法、経路の数、図形の性質、展開・因数分解、平方根、三平方の定理
模試:数的3種類、判断3種類(計150問)
公務員試験でSCOAが出ると言われたら、万全な対策を講じて、万全の体制で臨みましょう!