最近、管理職試験や、就職活動でも利用されるようになってきたグロービス社のGMAP。
※GMAPはグロービスの登録商標です
試験の概要をご紹介します。
GMAPってどのような試験?
GMAPは、ビジネスパーソンに求められるマネジメント能力を診断するためのアセスメント・テストです。
CT(クリティカル・シンキング)編とBF(ビジネス・フレームワーク)編にわかれています。
CT(クリティカル・シンキング)では、考える力に必要とされる理解力、論理的思考力を測ります。
BF(ビジネス・フレームワーク)では、マーケティングや経営戦略など、マネジメント能力を測ります。インバスケットの本を読んで対策を考えておくとよいでしょう。
クリティカル・シンキングではどのようなことが問われるの?
理解力
- データ理解:表やグラフの内容を正確に理解しているかどうか
- 定性:文章をきちんと読めているかどうか
- 問題構造:原因と結果、目的と手段などの関係を理解できるか
を測ります。
論理的思考力
- 数学的判断推理:前提条件から推論できるか
- 論証1:文章から根拠を押さえられるか
- 論証2:表やグラフを正確に解釈できるか
を測ります。
GMAPの出題数は?
データ理解、数学的判断推理、文章理解、論理構造把握、論証1、論証2の各分野から5問ずつの30問構成になっています。
スコアの目安は?
企業によりますが、6割取れれば合格レベルに達しているようです。(大人塾の合格者の実感値です)
高得点を取るための勉強方法・対策
データ理解、数学的判断推理は、数学力が必要です。
数学から長く離れている方、文系の方はこの分野の点数を取れない方が多く、この分野を強化することで全体のスコアを伸ばすことができます。
データ理解の対策
表、グラフの理解は、SHL社のC-GABというテスト対策が参考になります。
また、表、グラフを読むためには、割合の理解が必要不可欠です。
素早く値を求めるには、基本的な方程式の知識も必要です。
数学的判断推理
数学的判断推理は、リクルート社のSPIや公務員試験の推論のようなものです。NMATの推論範囲などを学習するとよいでしょう。
文章理解
文章理解などは、普段から、文書から要旨、論理構造を把握するよう意識することが大切です。
新聞や論説を読み、何を伝えたいのか瞬時に考える癖をつけましょう。