- 1. SPI3-U(ペーパー)とは
- 1.1. どのような人が受ける検査?
- 1.2. 問題数、時間、難易度は?
- 1.3. 形式は?
- 2. SPI3-U(非言語)の対策方法
- 2.1. SPI3-Uの内容・出題範囲は?
- 2.2. SPI3-Uの問題構成は?
- 3. SPI3-U対策の勉強方法は?
- 3.1.1. 計算力を鍛える
- 3.1.2. 得点源になりやすい問題を押さえる
- 3.1.3. 苦手分野を捨てる
- 3.1. 数学が苦手な方の「やってはいけない」3つの勉強方法
- 3.1.1. 自分のレベルを超えた難しい問題から解こうとする
- 3.1.2. 基礎を疎かにする
- 3.1.3. 解けたら満足してしまう
- 4. よくある質問
- 5. どんな参考書がオススメ?
SPI3-U(ペーパー)とは
リクルート社が提供するマークシート形式の適性検査です。
SPI3-U WEBテスティングと呼ばれるものもあります。ペーパーとWEBの試験は出題傾向が全く異なります。
SPI3-Uでも自宅や会社のパソコンで受検するものはWEBテスティングです。
WEBテスティングの対策方法はこちらから。
新卒(就活中)の方でSPI-Uといわれた場合は、SPIテストセンターであることが多いです。出題範囲が異なりますのでしっかり確認しましょう。
SPIテストセンターの対策方法はこちらから
どのような人が受ける検査?
新卒用市販のテキストでは「新卒用」としている場合も多いですが、新卒採用の1次試験でSPI-Uを採用している会社はとても少ないです。2次テストで使われるという話を聞きます。
現在、当教室に通われていて、SPI3-Uペーパー対策をしている方は殆どが社会人の正社員登用または昇格のためのテストとなっています。最近では公務員試験で利用される例も増えています。
問題数、時間、難易度は?
30問40分、広い範囲から出題され、難易度が高い検査です。
問題を把握するスピード、解くスピードどちらも要求される質の高いテストです。
形式は?
マークシート式です。電卓は使用できません。
SPI3-U(非言語)の対策方法
もともとが新卒向けだったためか、難易度が高い問題が出題されます。
SPI3-Uの内容・出題範囲は?
出題範囲は集合、推論、割合、モノの流れ、漸化式、ブラックボックス、一次関数・2次関数、領域、樹形図、損益、速度、図表の読み方入門順列・組合せ、確率、損益、分割、図表の読み方基礎、漸化式応用、フローチャート、グラフの読み方、クロス集計表です。
SPI-U(ペーパー)出題の特徴
「領域」「モノの流れ」「漸化式(去年と比べて一定の条件で増える等)」の問題が特徴です。簡単な問題から難しい問題まで出ています。最近では比較的応用問題が出題されているという報告を頂いています。
植木算、N進法、濃度算は出題されません。
SPI3-Uの問題構成は?
大問1つにつき3~5問程度の問題があります。
(例えば、一つの表につき3~5問程度)
最初の数問は比較的簡単に解ける問題、最後の問題はひねった問題であることが多いです。
SPI3-U対策の勉強方法は?
計算力を鍛える
SPI3-Uは30問40分なので1問あたり1分ちょっとで解く必要があります。つまり、計算が遅いと圧倒的に不利です。
分数・小数の計算ってどうやるんだっけ・・・という方は、大人塾で用意している「基礎計算コース(無料)」(別ウィンドウが開きます)をご利用ください。
特に、分数の計算力を鍛えましょう。小数を分数に直すと計算が一気に早くなります。
得点源になりやすい問題を押さえる
試験の合格点は会社によりますが、最低7割は確実に正解することを目標にしましょう。国語(言語)では点数の差が開きにくいですが、数学(非言語)で点を取れれば、差を付けられます。
割合、速度が苦手な方は、先に場合の数・確率、推論、物流経路(モノの流れ)、漸化式、ブラックボックス、領域を学びましょう。
比較的学びやすく、得点源になりやすいです。
苦手分野を捨てる
7割を取るということは、21問が解ければいいということになります。
苦手分野を思い切って捨ててしまうのも、高得点への道です。
特に、大問(同じテーマで問題が複数あるもの)の最後のほうは難易度も高いので、苦手分野×難易度が高い問題は最初から捨ててしまった方が、残りの問題にかけられる時間を作ることができ、より得点に結び付きます。
数学が苦手な方の「やってはいけない」3つの勉強方法
時間内に解き、なるべく高得点に結びつけるためにやってはいけない3つの勉強方法です。
自分のレベルを超えた難しい問題から解こうとする
「難しい問題を解ければ簡単な問題を解けるようになる!」とばかりに、最初から難しい問題を解こうとするのは、時間の無駄です。まずは基本的な問題から抑えていくことが重要です。基本がきちんと分かっていれば、応用が利くようになります。難しい問題にこだわらないで、できる範囲を少しずつ優しいところから増やしていきましょう。
基礎を疎かにする
ここでいう基礎は「一元一次方程式」「簡単な立式(鶴亀算など)」「割合」を指します。
この3つが出来ていないと、さまざあな単元で学習が進まなくなります。数学が苦手な方はまずこの3つをできるようにしましょう。
解けたら満足してしまう
1問解説を見て解けるようになって満足していませんか?
SPI3-Uは、制限時間があるテストですので、ゆっくり考える時間がありません。
ゆっくり考えずに解くためには、とにかく問題の数をこなす必要があります。
数学に対して苦手意識を感じている多くの方は、1問解けると「解けたから」ともう一度解かなかったり、早く解く意識をしなかったりします。それでは高得点をねらえません。
よくある質問
最終前にSPI3-Uの検査があるという噂です。高得点を取るためにはどうすればよいですか
何点を狙うかで変わってきます。
5割を狙うのであれば、大問の1問、2問目までを全部解きます。
1問につき約2分半かけられます。これであれば、数学が苦手な方でも対策をとればいけるようになります。
その代わり、解けない問題に挑戦してはいけません。解ける問題を確実に解くことを目標とします。
正社員登用試験でSPI-Uがあるようです。SPI-Gかもしれません。試験の範囲は違うのでしょうか。
はい、異なります。ただ、SPI-Uの方が範囲が広いのでSPI-Uで対策しておけばよいでしょう。
試験の種類について、なるべく正確な情報を得てください。
どこから勉強すればいいのかわかりません
まずは自分の実力を知ることが大切です下の練習問題に挑戦し、自分の実力を把握しましょう。
どんな参考書がオススメ?
SPI3-U対策の本としては以下の参考書がおすすめです。
効率よく学習するなら、大人塾のSPI-Uペーパー対策講座がオススメ。
基礎から無駄なく出題範囲を学習できます。