SPI3-U,SPI3-G WEBテスティングとは

SPI3 WEBテスティング(ウェブテスト)とは、リクルート社が提供する適性検査です。

企業から送られてくるメールに記載されているテストの受験用のURLが「aurora」で、自宅または企業で受けるテストがSPI3 WEBテスティングです。

SPI3 WEBテスティングはどのようなテスト?

会社や自宅のパソコンで受験するテストです。

転職時のテストや、インターン、就活の1次試験として、正社員登用試験として使われる場合が多いです。

WEBテスティングの特徴

  • 電卓が使えます。
  • 問題の難易度も高く、他のテストにはない特殊な問題が出ます。
  • 1問ごとに時間制限があります。

SPI3-G、SPI3-UのWEBテスティングがありますが、内容は変わりません。

SPI3-GのWEBテスティングとペーパーテストSPI3-Gは出題傾向が全く異なりますので対策の際にはお気を付けください。

形式は?

20分の間に15問~20問出題されます。

インターネット上で出題され、答えを入力します。(選択式ではありません)

問題の把握、解くスピードどちらも要求される、質の高いテストです。
選択肢ではなく、入力するタイプですので、「勘」を働かせることができません。

SPI WEBテスティング受検時の注意

試験では1問に対する制限時間があります。
本番では、画面の下の方に バーが出ており、1分経つと緑から黄色へ、1分半くらいたつと黄色から赤へ変化します。
赤色が終わると次の問題に強制的に移動されます。

赤になるまで解いていると、すべての問題にあたることができません。(制限時間は20分は決定事項)
この問題は歯が立たない、と思ったら緑のバーの間に次の問題に進むと良いでしょう。
また、前の問題には戻れません。

受検前に時間制限に慣れておくと良いでしょう。

SPI WEBテスティング(非言語)の対策方法

WEBテスティングは難易度も高く、1問あたりの時間制限があります。そのため、適切な対策をしなければ、1問も解けずに0点で終わってしまうことがあります。

転職でSPI WEBテスティングを受けた方の中には、あまりにも点数が低かったため、再度受検するように言われた方もいらっしゃいます

少しでも点数に結びつけるためには、

  • 問題の傾向を把握すること
  • 問題内容をすぐに把握すること
  • スピードをつけて解くこと

が大切です
電卓を使えるため、計算が遅くても問題ありません。

また、電卓では解けない思考力の問題が多く出題されています。

SPI WEBテスティング(非言語)の出題範囲

出題範囲は文章題入門、文字式・方程式、集合、樹形図、コインを数える、推論入門、割合入門、整数の推測、図表の読み方、年齢、平均、割合応用、前年比、損益、整数の推測(応用)、集合(応用)、順列、組合せ、場合の数応用、確率、推論(アだけでわかる)、料金計算、損益算応用、仕事算、整数の推測(応用)、速度、倍数、余事象、連立方程式、損益応用、割合文章題など多岐にわたります。

よく出る問題

推論について「アだけでわかるか、イだけでわかるか」という問題が多く、他のテストにはない出題形式なので慣れておく必要があります。
また、整数の推測・整数問題も多くみられます。これらの問題は「式を立ててしっかり解こう」とすると、まず時間不足になります。早く、正確に解くコツは、書き出して、当てに行くことです。この問題も、慣れることが重要です。なるべく多く問題を解きましょう。

SPI WEBテスティング対策の基本

書き出す力を鍛える

単純な公式で解けるものは少なく、ひねった問題が多いのが特徴です。公式で解く問題は少なく、時間内に解答するためには書き出して解くことが有効です。

問題をしっかりと読み、何を求められているのか把握する

1問ごとの制限時間があるため、焦って問題を読み間違えることがあります。また、パソコン画面のため、慣れていないと問題を読み落としやすくなりがちです。

そこで、出題形式に慣れるだけでなく、問題を読んで「何を求められているのか」を把握することが重要です。

解けない問題を捨てる勇気を培う

解けない問題に対して制限時間いっぱいまで問題に取り組んでしまいがちです。

しかし、そのために全体の時間が足りなくなり、他の解けるかもしれない問題にあたることができなくなります。

そこで、解けない、苦手、と感じる問題については潔く見切りをつける力をつけましょう。

パソコンの画面で問題を解くことに慣れる

WEBテスティングの解きづらさの一つは「画面で問題を解くこと」。

画面で問題を読み、手元で式を立てたり、計算をしたりします。そのため、画面と手元の遷移が多ければ多いほど時間のロスになります。

つまり、画面に表示されている問題を解くことに慣れる必要があります。
大人塾では、パソコンを使った模擬試験を通じて、パソコン画面への慣れに対応しています。

特に「目がしょぼしょぼする」方、要注意です!

数学が苦手な方の3つ「やってはいけない」勉強方法

得点に結びつけるためにやってはいけない3つの勉強方法について説明します。

ご自分のレベルを超えた難しい問題から解こうとする

「難しい問題を解ければ簡単な問題を解けるようになる!」とばかりに、最初から難しい問題を解こうとするのは、時間の無駄です。

まずは基本的な問題から抑えていくことが重要です。基本がきちんと分かっていれば、応用が利くようになります。ですから、難しい問題にこだわらず、できるところから、できる範囲を少しずつ増やしていきましょう。

基礎を疎かにする

ここでいう基礎は「一元一次方程式」「簡単な立式(鶴亀算など)」「割合」を指します。
この3つができていないと、分割や損益算で前に進まなくなってしまいます。数学が苦手な方は、まずはここから学習をしましょう。

解けたら満足してしまう

1問解説を見て解けるようになって満足していませんか?
WEBテスティングは、制限時間があるテストですので、ゆっくり考える時間がありません。
ゆっくり考えずに解くためには、とにかく問題の数をこなす必要があります。

よって、1問解けたからといって満足せず、同じような問題を反射的に解けるようにしましょう。

よくある質問

WEBテスティングを受けたことがあるのですが、時間が足りません。どうすればいいですか。

歯が立たない問題を捨てましょう。できる問題が多いことが前提ですが、できる問題のみ解きましょう。

数学が超苦手です。テストまで期間がない場合はどうすればいいですか。

「超苦手」の度合いにもよります。時間がない場合には、推論だけ学習して0点を回避する方法をとっても良いでしょう。

下記練習問題に挑戦し、現在どのくらい点数が取れるかを客観的に把握すると良いでしょう。

WEBテスティング対策にどんな参考書がオススメ?

WEBテスティングの参考書は、下記の本がお薦めです。

効率よくWEBテスティングの対策をするなら大人塾のWEBテスティング対策講座もお薦めです。
大量の問題で慣れるだけでなく、時間制限つきの模擬試験なども含まれています。